研究課題

畜産温暖化適応プロジェクト

2013年06月03日

畜産温暖化適応プロジェクト

研究課題名:畜産由来の温室効果ガス制御技術の高度化と家畜生産の温暖化適応技術の開発
 高温環境下における家畜の泌乳生産や受胎率などの向上技術を開発するとともに、精密栄養管理により反すう家畜からのメタン排出を2割程度抑制する技術及び家畜排せつ物管理過程における温室効果ガス発生を抑制する技術の開発に取り組んでいます。

 本プロジェクトでは畜産草地研究所(つくば)、九州沖縄農業研究センター(合志)ならびに北海道農業研究センター(札幌)を中心に全国各地の自治体研究機関、大学や企業研究所との共同研究を実施しています。
 ・家畜において高温環境下で影響を受ける各種血漿成分の動態解明、そして、体内の酸化ストレス低減やエネルギー摂取量の改善等を通して、増体、泌乳および繁殖における温暖化適応技術を開発しています。
 ・精密栄養管理による反すう家畜のメタン排出抑制技術を開発するために、天然物質のカシューナッツ殻液(CNSL)を添加した飼料を泌乳牛に給与し、乳量や乳質などの乳生産性を落とすことなく20%程度のメタン抑制が可能となる飼養技術を明らかにしています。
 ・家畜排せつ物管理過程の温室効果ガス発生を抑制する技術の開発に取り組んでいます。
堆肥化、汚水浄化からのGHG排出を微生物制御によって抑制する技術開発を進めると共に、低蛋白質飼料技術導入のLCA評価により国内オフセットクレジット(J-VERなど)の活用による削減方策の普及促進やCDM事業への情報提供に貢献しています。

リーダー   長田 隆:畜産草地研究所、
サブリーダー 田中正仁:九州沖縄農業研究センター

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 地球温暖化と農林水産業 農業温暖化ネット