研究課題

暖地病害虫管理プロジェクト

2013年06月03日

暖地病害虫管理プロジェクト

研究課題名:暖地多発型の侵入・新規発生病害虫の発生予察・管理技術の開発
 気候変動に対応したイネウンカ類等の侵入・移動性害虫の広域移動予測モデルの高度化を中心に発生予察・管理技術を開発します。また、新興・再興病の早期検出手法を開発し、分布拡大要因を解明するとともに、顕在化病害を対象とした生産工程管理マニュアルを策定します。

本プロジェクトでは九州沖縄農業研究センターにおいて、①新規発生及び特殊害虫等の個体数推定法と発生予察技術の開発、②昆虫媒介ウイルス病の早期検出法と発生リスク低減技術の開発、飛来性害虫の予測技術の精度向上と管理技術の開発、④難防除害虫・線虫類の防除素材の探索とその利用技術の開発、⑤顕在化病害の生産工程管理マニュアルの策定、を進めます。具体的には、移動性イネウンカ類については、昆虫レーダ等を用いた新しいモニタリング手法の開発や移動予測モデルの高精度化と適用拡大、薬剤感受性情報と飛来予測モデルを組み合わせた予察技術を開発します。ミナミアオカメムシとイネ南方黒すじ萎縮病やイネ縞葉枯病などの昆虫媒介ウイルス病、および暖地多発型線虫については、発生予察法の開発、発生リスク評価、および抵抗性素材利用技術を開発します。イネ紋枯病等の顕在化病害については、生産工程管理マニュアルを策定します。沖縄地域におけるイモゾウムシ等の特殊害虫については、発生密度推定法の欠如が不妊虫放飼による根絶防除において大きな支障となっているため、効率的な発生密度推定法と防除モデルを策定します。
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リーダー 松村正哉:九州沖縄農業研究センター

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 地球温暖化と農林水産業 農業温暖化ネット